• はじめに

                                          

    微分帖は「おとなもこどももあそべるぶんがく」です。

     

    このページでは微分帖のしくみや、いままでの活動を簡単に紹介しています。

     

    おもしろそうだと思ったらぜひやってみてください。

     

    おもしろいのができたらぜひおしえてください。

  • 微分帖のしくみ

    ①紙をふたつに折る

    4ページ

    ひとりが、4ページにひとつながりのことば・おはなしをかく。内容はひとりごとでも、今日あったことでも、空想の世界のことでも、なんでもよい。

     

    例:

    みんなで

    パンを

    食べた。

    おいしかった。

     

    ②あたらしい紙をまんなかにはさむ

    8ページ(2−4−2)

    つぎのひとが、さいしょのことば・おはなしのまんなかに、前後をつなげてことば・おはなしをかく。どんな続きをかいてもよいけど、まえとうしろの内容がつながっていないといけない。

     

    例:

    みんなで パンを

     

    こねたり

    焼いたり

    作って

    バターつけて

     

    食べた。 おいしかった。

    ③さらにあたらしい紙をはさむ

    12ページ(2−2−4−2−2)

    さらにつぎのひと(2人で微分しているときは、さいしょにかいたひとにもどる)が、前後をつなげてことば・おはなしをかく。

     

    例:

    みんなで パンを

    こねたり 焼いたり

     

    投げたりする

    大会があって

    さんざん騒いで

    飽きて、豆腐

     

    作って バターつけて

    食べた。 おいしかった。

    ④おなじようにつづけてゆく

    16ページ(2−2−2−4−2−2−2)

    1枚ふやすごとに、おはなしのなかでどんなことが起きたか、参加者みんながわかるように、かいたひとがみんなにおはなしを読んであげると、よりたのしめる。

     

    例:

    みんなで パンを

    こねたり 焼いたり

    投げたりする 大会があって

     

    決勝まで

    日本代表として

    勝ち残って

    優勝して金メダルもらって

     

    さんざん騒いで 飽きて、豆腐

    作って バターつけて

    食べた。 おいしかった。

    ⑤できあがり

    20+ページ (2−2−2− … −4− … −2−2−2)

    参加者すべてに順番がまわったら、2周目にはいる。ここからは、順番がまわってきたひとが、続けるか完成かを決める。続ける時は、かきたしてつぎの人へまわす。完成にするときは、かきたさずに終える。

     

    例:

    みんなでパンをこねたり焼いたり

    投げたりする大会があって

    決勝まで日本代表として勝ち残って

    優勝して金メダルもらってさんざん騒いで飽きて、

    豆腐作ってバターつけて食べた。

    おいしかった。

  • 展覧会・ワークショップなど

    活動歴のうち微分帖にかかわるもの

    展覧会

    ◎おもな個展

     

    2010 

    としょ感と図書館(メディアセブン_川口市立映像・情報メディアセンター/埼玉)
     

    2008

    としょ感(エビスアートラボ/愛知)
    かんそう曲(鑓水青年美術館/東京)
     

    ◎おもなグループ展・その他の発表

     

    2016

    「INTERWOVENー編み込まれた世代」(愛知県立芸術大学創立50周年記念事業油画専攻企画展・名古屋市民ギャラリー矢田/愛知)

     

    2015

    作法のためのリマインダ(はならぁと2015/奈良)

    繋留2(愛知県立芸術大学サテライトギャラリー/愛知)

     

    2014

    美術館で夏休み 〜いつものミチのひみつキチ〜(刈谷市美術館/愛知)
    繋留(豊田市美術館市民ギャラリー/愛知)

    2011

    うたの住む家Live in ダイバハウス(台場区民センター区民ホール/東京)

    1floor2011道の草 公園の壁(神戸アートビレッジセンター/兵庫)
     

    2010

    黄金町のアーティストたち展(横浜市民ギャラリーあざみ野/横浜)
    ふしぎの森の美術館(広島市現代美術館)

    2009

    あらうんど80年代(門仲天井ホール/東京)
     

    2008

    取手アートプロジェクト2008 (茨城県取手市内各所)
    黄金町バザール2008(横浜市黄金町・日ノ出町各所)

    ワークショップ

    ◎2017予定

     

    愛知大学文学部 表現実習で微分帖の講座をやります。

     

     

    ◎おもなワークショップ

     

    2017

    三三三市〜ことば市〜(3331ArtsChiyoda/東京)

    微分帖(紀伊国屋札幌本店/北海道)

     

    2016

    ことばの山を上る:微分帖(INTERWOVENー編み込まれた世代、名古屋市民ギャラリー矢田/愛知)

    みんなでつくる文学”微分帖”で豆本をつくろう(おとなのアートの日、ハレメクテラス/茨城)

     

    2015

    《微分帖》とかであそんでみる (愛知県立芸術大学サテライトギャラリー/愛知)

    おとなもこどももあそべるぶんがく 微分帖(松戸市子ども読書推進センター/千葉)

     

    2014

    ことばの森の図書がかり(刈谷市美術館/愛知)
    微分帖(刈谷市美術館/愛知)
     

    2013

    微分帖/ビブンマンガ/びぶんえほん(愛知県芸術文化センター/あいちトリエンナーレ2013)
     

    2011

    いどうとしょ感:新開地(神戸アートビレッジセンター/兵庫)
     

    2010 

    かわぐち詩律いどうとしょ感(メディアセブン_川口市立映像・情報メディアセンター/埼玉)
    アートをつまむ(殿/東京)
    そだてるびぶんの木(広島市現代美術館/広島)
    いどうとしょ感@<図書館>(松戸アートラインプロジェクト/千葉)
     

    2009

    よこはま詩のこがね帖(黄金町バザール2009/横浜)
    しずおか詩のびぶん帖(ぞくぞくゾクゾク 第9回全国障害者芸術文化祭しずおか大会)
    よこはま詩律いどうとしょ感(CREAM ヨコハマ国際映像祭2009/横浜)

     

    2008

    取手アートプロジェクト2008(茨城県取手市井野団地を中心とした市内各所)

    微分帖について

    「微分帖」というのは微分帖という作品である小さな本たちの名前で、

    そしてその作品ができあがるちょっと変わった共同作文の仕組みの名前で、

    さらにその作文が行われる現場の名前でもあります。

     

    「微分帖」のお話はどれもどこかいびつで、

    冗長だったりつまらなかったりするのになんだか面白いような気にさせる雰囲気があります。

     

    たとえば現在いまここで誰かと出会ったことが、

    これからの未来だけでなく自分のこれまでの過去のことにも影響してゆくような、

    誰にでもある珍しくもない不思議が微分帖の中にもある気がします。

     

    微分帖が生まれる仕組みがまったく複雑でなく単純であることも、

    自分にとっては方程式のようなきれいさや強さを感じさせています。

     

    2008年からはじめた微分帖は、

    さまざまな人に出会い千冊を超えてまだまだ増えてゆきそうです。

     

    いつか全部の微分帖をかざって微分帖に関わった人をみんな呼んで、

    誰も読み切れないくらいの物語の景色をつくりたいと思います。

     

    これからも微分帖の普及と発展を、

    時には他人事のように、

    時には真剣にがんばってゆけたらと思います。

     

    【《繋留》展のためのテキスト(豊田市美術館市民ギャラリー/愛知、2013)】

    微分帖年表

    【2008】

    • 共同作文あそび「微分帖」を思いつく
    • 個展「としょ感」 (YEBISU ART LABO gallery、愛知)、個展「かんそう曲」(鑓水青年美術館、東京)などで来場者と会期中、連日微分帖を制作
    • 片岡球子奨学基金でオランダなど3カ国をまわり知らない現地の人 や旅行者をつかまえて微分帖制作
    • アーティストインレジデンスで団地の1室に2か月滞在、後半には展示「おちゃ感」として来場者と微分帖制作(取手アートプロジェクト/茨城県取手市)
    • FMゆめ団地(アーティストの中島祐太・毛原大樹)と微分帖で歌詞をつくる(『ここにあるこのうち』という合唱曲になる)
    • アーティストインレジデンスで黄金町バザールのスタジオに滞在、来場者と微分帖制作(黄金町バザール/横浜)
    • なんとなく流れでたけし文化センターに滞在、来場者と微分帖制作。その後、浜松の臨床心理士の笹田さんがたくさん微分帖をつくってくださる(たけし文化センター/浜松)

    【2009】

    • 大学院修了制作として微分帖による「ことばの壁」をつくる。

    【2010】

    • 個展「としょ感と図書館」(川口市立映像・情報メディア センター メディアセブン_川口市立中央図書館、埼玉)
    • メディアセブンでの展示、ワークショップで制作した微分帖が中央図書 館に地域資料として収蔵される。
    • メディアセブンの樋熊さんの助言で twitter 微分帖『divnote』開始
    • 黄金町のアーティストたち展(横浜市民ギャラリーあざみ野/横浜)で、横浜の劇団「くロひげ」が稽古でつくった微分帖をくれる。
    • 深澤孝史(美術家)とびぶ んえほん制作合宿(呉~広島)
    • 野村誠(作曲家)、P-blot(鍵盤 ハーモニカオーケストラ)による微分帖作曲、門仲天井ホールに て初演
    • ワークショッププロジェクト「ことばの森」(広島市現代 美術館)で、2か月間、森林レンジャーとしてボランティア有志と共に微分帖の進行や制作をしてみる 。画家・漫画家の遠藤俊治と《ビブンマンガ「きょうちくとう前・後」》制作。(企画・山下樹里)

    【2011】

    • 加藤巧(美術家)と微分絵画制作(奈良)
    • 水野正彦との 2人展「道の草 公園の壁」(神戸アートビレッジセンター、兵庫) で2回目の「ことばの壁」を制作、数えてみたら微分帖が 1,000 編 を超えていた。 

    【2013】

    • こども・親子向けに特化した ワークショップ「微分帖/ ビブンマンガ/びぶんえほん」(あいちトリエンナーレ 2013)を おこなう。完成作品の一部はアートラボあいちの図書コーナーに 収蔵される。
    • いままでに制作した微分帖を作家が再制作する「びぶんえほんプレミアム」を発表。《かばんや》《うんこくんのおはなし》など。グループ展『繋留』(豊田市美術館市 民ギャラリー、愛知) 

    【2014】

    • グループ展「美術館で夏休み ~いつものミチのひみつキ チ~」(刈谷市美術館/愛知)でプロジェクト型展示「ことばの庭の図書館」を出品する。約2か月間、ことばの庭の図書がかりとしてボランティア有志と共に微分帖の進行や制作をしてみる。 図書館として微分帖の内容を分類する、来場者のおすすめ本を掲示するなどの新しい活動をおこなった。(企画・鵜飼幸恵)
    •  画家・漫画家の遠藤俊治と《ビブンマンガ「ロッカールーム」》制作、漫画家のこいけぐらんじと《ビブンマンガ「ニセモノ」》制作、イラストレーターのmannaと《びぶんえほん「まあるいもの」》制作。

    【2015】

    • 作法のためのリマインダ(はならぁと2015/奈良)で3回目の「ことばの壁」制作(企画・加藤巧)。同じ展覧会に参加した村上慧の持ち寄り鍋ワークショップと合同で微分帖ワークショップをする。
     
    【2016】
    • 愛知県立芸術大学の油画専攻50周年事業に呼んでもらう。非常勤講師として油画特別演習(微分帖ワークショップ)をおこなう。
     

    ■宮田篤(みやたあつし)
     

    1984 愛知県生まれ、好きな食べ物はうめぼし
    2007 愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業

    2008 片岡球子奨学基金を得てオランダ短期滞在
        アーティスト・イン・レジデンス(茨城県取手市・神奈川県横浜市黄金町)
    2009 愛知県立芸術大学大学院美術研究科美術専攻修了
    2010〜digmeoutMEMBERS
    2011〜取手アートプロジェクト パートナーアーティスト [宮田篤+笹萌恵]
    2016 愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻非常勤講師

    2017 愛知大学文学部現代文化コースメディア芸術専攻ゲスト講師
     

    おもな個展

    2010 としょ感と図書館(メディアセブン_川口市立映像・情報メディアセンター/埼玉)

    2005 ほくほく星に進路をとれ(エビスアートラボ/愛知)

     

    おもなグループ展

    2016 INTERWOVEN 〜編み込まれた世代〜(名古屋市民ギャラリー矢田/愛知)

    2014 美術館で夏休み 〜いつものミチのひみつキチ〜(刈谷市美術館/愛知)

    2010 ふしぎの森の美術館(広島市現代美術館)

    おもなワークショップ・その他の活動

    2016 ちらし彫刻(ポコラート全国公募展vol.6/3331ArtsChiyoda/東京 )
    2015 おとなもこどももあそべるぶんがく 微分帖(松戸市子ども読書推進センター/千葉)
    2014 ちくちく校歌(取手市立井野小学校、いこいーの+Tappino、取手アートプロジェクト/茨城)*宮田篤+笹萌恵

    2013 微分帖/ビブンマンガ/びぶんえほん(愛知県芸術文化センター/あいちトリエンナーレ2013)
    2010 らくがっき(えずこホール 仙南芸術文化センター/宮城・ワタリウム美術館/東京)*野村誠+宮田篤

    2007 びじゅつ感(名古屋市美術館/愛知)

    受賞

    2016 ポコラートワークショップ賞(ポコラート全国公募展vol.6/3331ArtsChiyoda/東京 )

     

    そのほか

    「『装苑』 ニュークリエイターたちのフレッシュなパワー」 文化出版局/2012年1月号

    「びじゅつ感ワークショップについて」 角田美奈子 平成19年度名古屋市美術館研究紀要
    「『美術手帖』”はくぶつ感”レビュー」 田中由紀子 美術出版社/2008年1月号

  • contact/ArCHIVE

    連絡やいろいろ